転職に景気はどう影響する?

景気によって企業の業績は大なり小なり影響されます。それによって当然雇用も影響を受けます。転職を考える際に、景気をどのように捉えるべきでしょうか。

好景気のときに転職するメリットは、求人数の多さです。事業拡大や新会社の設立など、企業も新しいことに前向きに取り組んでいく傾向があります。そのため、全体の求人数が多いのはもちろん、未経験者の採用にも積極的です。転職を機に、新しいことに挑戦してみたい人にはよい機会です。経験者であれば、ノウハウを知る人材としてリーダーシップを発揮すべく、好条件で転職できる可能性があります。

一方、高スキルの人材がライバルとなるため、自分自身に大きなスキルがないと埋もれてしまいがちです。しかし、スキルとは資格や経験ばかりではありません。コミュニケーション能力の高さなどが求められる職種も多いです。まずは、自分がアピールできるスキルが何なのかを自己分析してみましょう。

不景気のときは、採用をやめたり募集人数を減らすなどにより、求人の数は減ります。少ない求人の中でも、育成のための費用や期間を抑えられるような、即戦力になる経験者やスキルのある人が求められます。求人数が少ない上に、難易度が上がるのです。しかし逆に言うと、スキルがあれば非常にスムーズに選考は進みますし、入社後も大きく貢献できる可能性があります。

景気の安定しない状況においても求人を出せるような力のある企業や、これから成長していこうとする企業を見極めるのによい機会とも言えます。会社や業界を支え、成長していく過程に携わりたいという方には、よいのではないでしょうか。